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どうして、家具を「強化段ボール」で作ろうと思ったのか2026.02.02
spotto.が生まれるまでの、少し遠回りな話。
最初から、「強化段ボールの家具を作ろう」と考えていたわけではありません。
ただ一つ確かなのは、私たちが強化段ボールをよく知っている会社だった、ということです。

私たちの会社は、もともと強化段ボールを使った梱包・設計を仕事にしてきました。
重たい機器を守るために、形も重さも違う製品をどう包めば安全で、無駄がないか。
強度、軽さ、加工性、処分のしやすさを日常的に考えてきました。
だから「強化段ボール=弱い素材」という感覚は最初からありませんでした。
むしろ、ちゃんと設計すれば驚くほど合理的な素材だと知っていたのです。
そんな中でぶつかったのが、家具の「サイズが合わない」という身近な問題でした。

測って、探して、結局『まあいいか』で終わる。
その妥協が、どうしても引っかかりました。
オーダー家具なら解決できる。
でも価格も納期も、隙間ひとつのためには重すぎる。
もっと軽く、もっと気軽で、それでいて成立する方法はないか。
そこで自然と浮かんだのが、強化段ボールでした。


軽くて、強くて、加工しやすく、合理的。
梱包で培った知識は、そのまま隙間家具に応用できると考えました。
もちろん、梱包と家具は同じではありません。
見た目、触感、毎日目に入る存在感。
試作は失敗の連続でした。
特にこだわったのは、強化段ボールらしさを前に出しすぎないことです。

サイズはセミオーダー。
選択肢を増やしすぎず、悩まなくていい設計にしました。
考えなくていいことを減らすのも、設計の仕事です。

完成したspotto.は、とにかく軽い。
でもその軽さは、掃除や引っ越し、処分まで含めて
生活にやさしいという価値につながっています。

spotto.は、声高に主張しません。
ただ、放置されてきた隙間に、静かに答えを置く。
それがこの家具の役割です。
強化段ボールと向き合ってきた時間の延長線にあるのが、「spotto.」
梱包という裏方の仕事で培った知識が、暮らしの中で形になりました。
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